
便秘は痔にとっての最大の敵でしたが、下痢もかなりの大敵と言えるでしょう。
だいがいの下痢は、風邪・食べ過ぎや飲みすぎ・お腹を冷やしたなどが原因の下痢です。
このような下痢は2〜3日で完治し、あまり痔の原因にはなりません。
痔の大敵となる下痢は、慢性の下痢なのです。
特に“過敏性腸症候群”は、便秘と下痢を繰り返しますのでとても厄介な病気です。
これはストレスや疲労により自律神経の働きが乱れ、腸の蠕動運動が活発になるものです。
ストレスが原因になっていますので、ストレスの原因を排除しなければ完治できません。
慢性的な下痢により肛門の粘膜が炎症を起こし、内痔核や裂肛になりやすくなります。
また、下痢便が肛門腺窩というくぼみに勢いよく入っていくと、痔ろうの原因となります。
慢性的な下痢は便秘ほど多い疾患ではありませんが、なってしまえば便秘以上に痔主にとっては厄介なものです。
慢性の下痢にならないよう、日頃からストレスを溜めない・水分を摂り過ぎないなどの予防を行っていきましょう。