ここでは簡単に肛門周囲の構造を説明します。
肛門は大腸とつながっており、その直径は約3pです。正確には、肛門管といいます。
そして肛門の出口より1.5p程奥には、歯状線と呼ばれるギザギザした線があります。
痔を理解するには、この“歯状線”を覚えておきましょう。
歯状線より奥は、自律神経支配ですので痛みを感じません。
歯状線より手前は、体性神経支配ですので非常に痛みを感じます。
歯状線より奥か手前かで、外痔核か内痔核かの判別をします。
さらに肛門の周囲には2つの筋がついています。
1つは内肛門括約筋といい、肛門から直腸の周りを覆っています。
内肛門括約筋は自律神経支配で、無意識的に肛門を閉める働きをします。
もう1つは外肛門括約筋といい、内肛門括約筋の周りを覆っています。
外肛門括約筋は脊髄神経支配で、意識的に肛門を閉めたり緩めたりする筋です。
トイレにいきたいのを我慢できるのも、この外肛門括約筋のおかげなのです。